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◆◆◆脅威論議
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<◆中国
東亜FAQ目次


(撮影:塩津計)


 【link】

「JB Press」◆(2013/05/22) 心しておくべき2030年の日中軍事バランス


 【質問】
 中国は日本にとって脅威なのか?

 【回答】
 森本敏(拓殖大学海外事情研究所所長)は,中国は国家戦略として日本の影響力拡大を阻止しようと考えており,そのような中国が脅威でないと考えるほうがおかしい,と述べている.
 以下引用.

 中国の経済発展にとって傷害となる諸問題の内,エネルギー資源不足は深刻です.経済発展のみならず自動車第数の急増に伴う石油資源不足もあり,中国は中東・湾岸・北アフリカやロシア・中央アジア諸国に接近して資源確保に努めていますが,それでも不足を解消できずに原発や海洋資源開発に専念しています.
 中国が海洋資源調査に乗り出し,特に,東シナ海の油田開発を巡る問題で日本との軋轢を引き起こしているのはそのためです.
 中国はこのようにアジア・太平洋における国益・権益を追求するに際して,日米関係に支えられた日本の影響力拡大を阻止しようと,日米分断を図りつつ,アジア諸国との政治的・経済的関係を発展させようとしています.

 このような中国が日本にとって脅威となる可能性がないと考えるほうがおかしいのであり,日本としては日米同盟を一層緊密なものとすることによって,こうした方向に進もうとする中国を牽制する必要があります.
 また,台湾に軍事的な対応をしないように牽制し,中国がアジアに覇権を拡大することのないよう,アジア・太平洋諸国と協力して中国を地域の安定要因とすることが必要となります.

森本敏著「米軍再編と在日米軍」(文春新書,2006/9/20),p.96-97

▼ 中国という国を見た場合,陸軍国です.
 そして日本は海軍国です.
 これを国家の国防体制の基本前提とします.(これはほとんどの人に了承してもらえるとおもいます)

 で,戦争という行為は生存権の確立のためであり,その根幹として経済的対立から軍事をもって解消することこれを戦争という.
 これを定義とさせてもらいます.

 国家間の物資輸送の大半は,海運でもっておこなわれます.
 この海運をまもるために海軍を建設します.
 ここで基本前提にたちかえると,中国は陸軍国だが海軍建設もおこなわなければならなくなります.
(日本帝国は海軍国なのに,陸軍を建設しなければならなくなった)
 で,現在の極東情勢は日本に陸軍(海軍力に匹敵するほどのです)を建設する必要性はありません.
 そして現在の日本は海運をまもれれば国家経営ができます.

 中国は日米にほとんどの海上交通ルートをおさえられており,また,国家経営において輸出がかなりの割合をしめるようになっています.

 現有の戦力では圧倒的に,日本が海空戦力で優越しています.
 そして戦争になった際のリスクは中国にあります.
 輸出できなければ破綻するでしょう.
 よって極限をいえば現時点では,中国は戦争にならないほどの格下の存在といえると結論できます.

 戦争の目的,勝利条件によって有利不利がきまるので,自衛隊が朝鮮に進出しなければならない状況になった際は今度は中国に利があるでしょう.

Posted by らぷたん at 2005年09月20日 22:12:33

 らぷたん氏のおっしゃる通り,現時点では中国はそれほど脅威にならないと思います.
 現有戦力の比較だけで,すでに明らかでしょう.
 陸上兵装と錬度においては,一応見るべきものがありますが,海上・海中での兵装,航空装備などを見ると脅威にはなりえません.
 事が起こっても,現有戦力のみで戦った場合ほぼワンサイドゲームになるでしょうね.
 ただ,戦略ミサイル郡には注意を払うべきかな?とも思います.
 精度はともかく,数だけはありますからね^^;

 ただ,当然このペースでの軍拡が進めば,近い将来には脅威になるかもしれません.
 海上兵力の拡充と,航空装備の近代化に注視すべきかと思います.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年09月23日 21:39:19

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年08月23日付
青文字:加筆改修部分


+

 【質問】
 日本にとって中国軍はどの程度の脅威なのか?

 【回答】
 兵器の進歩より「地の利」のほうの見地から,中国軍は直接的脅威であるとする見解がある.
 以下引用.

中国の脅威はどのように見ればよいか.
 中国軍(人民解放軍)の海空軍力を中心とする軍事力の増強ぶりや,海洋への強引な進出などから,中国を将来的な危険要因として考慮すべきであるとの認識は,日本において広く支持されていると考えられる.
 しかし,その軍事力は,質・量共に冷戦期のソ連とは比較にならないほど低レベルにあり,我が国が直ちに本格的侵攻事態に備える必要性はないという見方があろう.

 確かに中国海空軍は最近,キロ Kilo 型潜水艦,ソブレメンヌイ Sovremenny 級駆逐艦,Su-27やSu-30などの一線機をロシアから導入し,一方,093型攻撃原潜,宋 Song 型潜水艦,052型駆逐艦などの近代化装備の国産化にも注力して急速な増強を図っているが,旧式の装備が主体である.
 これに対して冷戦時代のソ連海空軍は,キエフKiev 級空母,キーロフ Kirov 級原子力ミサイル巡洋艦,スラヴァ Slava 級巡洋艦,ソヴエレメンヌイ級駆逐艦,オスカー Oscar 型ミサイル原潜,ヴィクター Victor 型攻撃原潜,キロ型潜水艦やバックファイアー爆撃機などを備えていた.
 その質と量は,現在の中国海空軍のそれと比べると圧倒的であり,中国がその域に達するには,相当な年月を要するという見方である.

 また,そもそも現時点で,中国は冷戦時代のソ連のような明確な敵としての存在ではない以上,今直ちに対中防衛体制を具体的にとる必要はないという考え方もあろう.

 しかし,これらの考え方は極めて楽観的であるといえる.
 現在,また,近い将来の中国海軍は,「地の利」を最大限活用することにより,当時のソ連海軍と比べても,遜色のないほど強力であり,また,容易に現実の脅威となりうるとの認識を持つ必要がある.
 何故か?
 確かに冷戦時のソ連は,我が国に対して,日本海や太平洋側を主とする周辺海域および海上交通路において脅威となってきた.
 しかし,ウラジオストクを母港とするソ連太平洋艦隊の主力は,日本海を挟んで日本列島という天然の障壁に阻まれ,宗谷,津軽,対馬という3海峡のいずれかを通過しなければ太平洋方面には進出できず,この地理的な制約から,我が国周辺海域や海上交通路を脅かすことには,自ずから限界があった.

 冷戦後期になって,ソ連は当時の盟友(北)ヴェトナムとの協定により,同国のカムラン湾に一定規模の部隊を駐留させたが,潜水艦や爆撃機を展開したわけではなく,また,当時フィリピンのスービック海軍基地とクラーク空軍基地に強大な米軍が存在して睨みを効かしていたこともあり,中東から北東アジアに至る重要な海上交通路にとっての甚大な脅威とはなってはいなかった.

 すなわちソ連海軍は,日本海では重大な脅威と成っていたが,カムチャッカ半島所在基地などを利用しても,西太平洋での展開には制約を受け,東シナ海や南シナ海においては,殆ど無力であったと言ってよい.

 しかるに中国は,マラッカ海峡以東,台湾・バシー海峡に至る南シナ海での長大な海上交通路は,自身の領海内に含むと一方的に宣言すると共に,係争中であるASEAN諸国との同海での領有問題についても,着々と実効支配を進めている.
 中国海軍は,台湾近辺を除く中国大陸沿岸に急速に近代化と増勢を図る3艦隊を擁しており,その気になれば,この海上交通路の全行程において,容易に海上の安全を妨害できる戦略的位置を占めている.
 そして最近では,尖閣諸島の領有問題や日中中間線問題にも見られるように,東シナ海方面への進出を強引に進めてきており,まさに,我が海上防衛力と中国海軍力は一触即発寸前の状況になっているのである.

 さらに中国の海洋進出の傾向を見れば,情報収集艦による日本周航にも見られるように,明らかに日本海方面や,3海峡,太平洋方面の沿岸海域にも強い関心を示しており,また,沖縄周辺での不法な潜航領海侵犯,大隅海峡での浮上航行など,潜水艦による軍事活動も露わにしている.
 加えて,小笠原列島線や沖ノ鳥島近辺での海洋調査船や測量艦の動きなどを見れば,これらの動きが中国海軍の潜水艦などの行動を念頭に置いた軍事的調査活動の一環であることは明らかである.

 すなわち中国海軍は,今やその第1列島守備線である日本列島,南西諸島,台湾のラインを各種の潜水艦,水上艦,爆撃・攻撃機,弾道・巡航ミサイル(沿岸部であるため,近代化されていなくても十分使用可能)で固め,いよいよ中国にとっての国防上辺境たる第2列島守備線,つまり概ねアリューシャン列島,東経150度線からニューギニア島に至る線で囲まれる小笠原諸島,沖ノ鳥島やグアム島を包含する海域における海軍活動の足跡を記し始めたと見るべきだろう.
 この海域には,我が国のEEZがすっぽりと含まれている.
 第1列島守備線を越え,第2列島守備線に至る海域での中国海軍の目的は明らかで,究極的には西太平洋での派遣を争うこととなるであろう米海軍の行動を,極力前程で抑えるという意味と,台湾問題などが生起した場合における米海軍の来援部隊の阻止行動にあると見られる.
 このため,これらの海域で活動可能な帯洋性のある高性能の戦略原潜,戦術潜水艦,水上艦,空中給油可能な爆撃機,弾道ミサイルなどの増勢を企図している.

 それ以上に中台問題は見逃せない問題である.
 台湾は我が国の安全保障上,極めて重要である.
 いったん台湾が現体制の中国に統一されたことを考えると,日本にとっては,中国という非民主国家との間に,全くバッファーのないまま,全面的に海上国境を接することになる.
 また,東シナ海から南シナ海に至る海上交通路は,中国が一元的にコントロールできる海域となる.
 仮に中台に戦闘状態が起これば,アメリカが周辺事態法による協力を要請する可能性が高い.

 さらに,中台間の軍事衝突は,我が国の直接的防衛事態であるとの受け止めも重要である.なぜなら西表島,与那国島など先島諸島の西端の島嶼や海空域は,戦場となる可能性があるからである.
 また中国は,台湾問題が片付けば,次は尖閣諸島に本格的に乗り出してくるであろう.
 アメリカの状況如何によっては,台湾問題の前に尖閣諸島に軍事的措置を行う可能性もある.

 要するに,少なくとも近い将来,中国海軍は,
第一に,長大な海上交通路や我が国の権益のあるEEZにおいて,潜水艦,水上艦,爆撃・攻撃機,弾道・巡航ミサイルなどにより,
第2に,我が国周辺海域の,島嶼,港湾,海峡,水道,沿岸などにおいて,潜水艦,水上艦,爆撃機,弾道ミサイルなどにより,
本格的侵攻事態を生起しうる潜在的脅威と認識すべきなのである.

「世界の艦船」2005年1月号,p.125-126(金田秀昭〔元海将〕著述)


 【質問】
 週刊朝日 2008年1月18日号,「【軍事】 自衛隊は「中国軍」に勝てるのか(神浦元彰)」はどうでしょう?

 【回答】
 その内容は抱腹絶倒との事.

[quote]

 買って損したポ.
 金返せと言いたい.
中国が台湾を併合
→軍事力が朝鮮半島に
→金王朝の崩壊
→中国による朝鮮半島併合
→日本への大量の上陸
→海洋国日本は中国陸軍に負ける

 これってスゴい論理の飛躍だと思うのだが,「初夢特集」か?
 逆神を起用した「週刊朝日」編集部もバカだなあ.
 誰かこのスレッド見せてやれ(笑)

[/quote]
―――軍事板

 ホホイ語さん起用といい,週刊朝日は狙ってやってますね.

JSF in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

 記事全文を読む限りでは,そこまで貶めることはなさそうです.

 そのシナリオの前に
「仮に中国が脅威になるとすればこんなシナリオです」
と一応,仮定であると断りを入れています.
 また,その前段を含めて引用します.
 こんな無理なシナリオじゃなけりゃ,日中有事はありえない,という読み方もできます.
 好意的な深読みが正しいかどうか.
 〔神浦の〕実績を考えると,間違っているような気がしますが(笑)

-------------------以下,引用-------------------
 中国の軍事的脅威を警戒する声が多いですが,兵器の性能差を考えると,日本に対抗するには10年はかかるでしょう.
 実戦経験がない自衛隊で大丈夫かという声もありますが,経験がないのは中国軍も同じ.
 日米同盟もあるので日中間の戦争はまず想定できません.

 仮に中国が脅威になるとすれば,こんなシナリオです.
 中国の軍事力は基本的に台湾に向けられていますが,もし台湾が中国に併合されることになれば,それが朝鮮半島に向く.北朝鮮の金正日政権が政変で立ち行かなくなった場合,中国の影響下に入ることを選ぶかもしてしれない.
 こうなると韓国も中国の経済圏に取り込まれてしまう.
 中国が朝鮮半島まで手に入れたらかなり厳しい.
 九州までほんのわずかの距離だし,朝鮮半島からのミサイル攻撃や対空支援も容易になる.
 もし大挙して上陸を許してしまったら,陸軍国の中国に対し海軍国の日本は太刀打ちできないでしょう.
-------------------以上,引用-------------------

 中台有事についてどのように考えているのかすっぽり抜け落ちているのはどうかと思いますが.
 あ,兵站も考えて無いな(笑)
 対馬海峡の連絡線どうすんだろ.

 また,この後に,

-------------------以下,引用-------------------
 でも,実は本当に怖いのは軍事力による侵攻ではありません.
 シベリアのある地域では中国人が合法・非合法問わず次々と移民したことで,人口の半分を中国人が占めるようになったといいます.
 中国ではこれを「併呑政策」と言い,武力によらずして相手国を占領してしまう.
 チベットやウィグルでも,今では漢人の比率が過半数を超えています.
 目先の軍事力だけにとらわれていると,いつの間にか日本も中国にのみ込まれるかもしれませんよ.
-------------------以上,引用-------------------

……と別の中国脅威論をぶっています.
 いいのか,これ?

 ああ.全文打ち込んじまった…
 以上で記事全文です.

ゆきかぜまる in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
米軍事専門家「中国は在アジア米軍と同等の軍事力を実現する」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1220005&media_id=97
という記事の信頼性はどうでしょう?


 【回答】
 何だかこういう悲観論は,1990年代の日本ではよく聞かれましたが,まさかサブプライム恐慌下のアメリカでも聞かれるとは思いませんでした.

「短距離弾道ミサイルで6隻の空母を撃沈」
って,まさかSM-3の存在を知らないのでしょうか?

「台湾の空軍基地が破壊されたら,戦闘機の派遣ができない」
って,嘉手納ってご存知で?
 韓国はともかく,日本が中国の勢力範囲内に入ったら,第7艦隊の拠点を失い,日本はおろかアメリカ合衆国の存亡にすら関わります.
 アメリカがそれを認めるとは思えません.

 ちなみに中国の軍事技術は確かに進歩はしていますし,日米の差は縮まりつつありますが,一方でこんな有様にもなっています.
コピーに失敗?中国新戦闘機:MSN産経ニュース

 殲11B戦闘機はSu-30の中国コピーですが,MiG21とは違って完全にコピーできなかったようです.

 ただ,アメリカがここ最近同盟国を蔑ろにする政策を取っているのも事実です.
 日本やオーストラリアへのF-22輸出を認めないなど,その一例です.
 F-35しかり,日本やトルコへの歴史問題での米議会との確執しかり.
 アメリカは同盟国に対して優位に立っているのを国是としている以上,謙虚になれというのは無理なのでしょうか?

バルセロニスタの一人 in mxi,2010年05月27日19:46
青文字:加筆改修部分

※ ただし,産経新聞の軍事関連報道の信頼性の低さにも定評があるところなので,要クロス・チェック.


 【質問】
 中国の軍拡に脅威を感じているのは日米だけか?

 【回答】
 温度差はそれぞれあるものの,米国やアジア諸国,欧州諸国でも警戒感が高まっているという.
 以下引用.

中国の軍拡に懸念深まる=英ミリタリー・バランス

 【ロンドン25日時事】英国際戦略研究所は25日,国際軍事年鑑「ミリタリー・バランス」(2005〜06年版)を公表.その中で,中国が台湾だけでなく,周辺海域を越えて目標を攻撃する能力の保持を念頭に急速な軍備拡張を続けており,米国やアジア諸国の間で一層懸念が深まっていると述べた.

(時事通信,2005/10/25)

中国軍の近代化,米が警戒・ミリタリーバランス最新版

 英国のシンクタンク,国際戦略研究所(IISS)は25日,世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2005―06年版」を発表した.
 経済発展を背景に軍の近代化を進めている中国に,米国が警戒感を強めていると指摘.
 〔略〕
 東アジアでの注目点として中国軍の近代化と改革を指摘した.
 報告書は「中国が台湾のみならず,周辺海域を越えて軍事的能力の拡大を目指していることに,米国が強い懸念を示している」と強調した.
 特に軍事費の拡大について,ラムズフェルド米国防長官らが「アジア・太平洋地域の安定を脅かす」と発言していることを紹介した.
 これに対して,欧州連合(EU)が対中武器禁輸の解除目前までいったことを取り上げ,米欧間の対中政策には温度差があると指摘した.

(日経新聞,2005/10/25)

中国軍拡,欧州も懸念…ミリタリー・バランス指摘

 【ロンドン=飯塚恵子】英国際戦略研究所(IISS)は25日,世界各国の軍事力や安全保障情勢を分析した「ミリタリー・バランス2005〜2006年版」を発表した.
 このなかで,中国の軍事拡張について,
「急速な拡大・近代化は,今や台湾対策だけでなく,周辺海域を越えた広範な地域での戦力展開を視野に入れており,米国やアジア太平洋諸国にとって懸念となっている」
と指摘.こうした懸念は昨年以降,欧州にも広がったと述べた.
 中国が今年6月に成功した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射について,
「射程は推定8000キロで,中国沿岸から米国本土への到達が可能になった」
と分析.
 欧州諸国は当初,米国の懸念に同調していなかったが,中国に軍事技術を供与することへの警戒感が高まり,EUの武器禁輸解除への対応にも変化が表れた,と述べた.

(読売新聞,2005/10/26)

 余談だが,同じソースを用いているにも関わらず,各社の報道に差異があるのも興味深いところである.


 【質問】
 米軍は現代中国軍を,どのように評価しているのか?

 【回答】
 2009/2/12,米国家情報長官のブレア退役海軍大将(前太平洋集団司令官)は,上院軍事委員会公聴会で,中共が軍事費拡大を続けることは台湾海峡危機の可能性を高める,
その場合,米は,軍事バランスを確保するため台湾への武器輸出を拡大する,
と述べました.

⇒ ちなみに同日ブレア提督は,次のようなことも述べています.

・中共は「通常兵器」「対衛星兵器」「核兵器」のいずれの分野においても,質量共に能力を拡大させている
・拡大しつづけている海軍は,ソマリア沖に部隊を派遣できるレベルになっている
・一方陸軍は,平和維持作戦への派遣がせいぜいのレベルである
・今後10年で中共の核能力は拡大する
・中共は戦略部隊の近代化を図っている(第二砲兵のことのようです)
・中共は,技術先進国(特に米)が持つ戦略偵察能力・高精度攻撃能力・ミサ
イル防衛能力からいかに残存するかを研究している

 なお,この翌日13日金曜日にヒラリー国務長官は,米中軍事対話を今月再開すると述べています.

 中共の目的はオバマ政権に種々の挑発を仕掛けて台湾海峡情勢に神経を尖らせることにあり,目標は米中直接対話の機会を増やすこと,という見方もあります.

おきらく軍事研究会,平成21年(2009年)2月16日
青文字:加筆改修部分

▼ ■米国防次官補,「支那の軍事力は米軍に脅威を与えている」

 ウォレス・グレグソン米国防次官補(アジア太平洋安全保障担当)は14日,ワシントンのシンクタンク「アメリカ進歩センター」が主催した米中関係シンポジウムで演説し,中国の軍事力が正常的な防衛需要を超え,特に発展中の対艦ミサイルは米軍のアジア太平洋での活動に脅威を与えていると指摘.

【台湾月報】より
http://tinyurl.com/2f7q9yr

⇒ グレグソン氏は海兵隊出身の軍人です.
 沖縄の4軍調整官,太平洋海兵隊司令官を経て退役.
 オバマ政権でアジア・太平洋安全保障問題担当の,国防次官補になりました.
 熱血漢が多いとされる海兵隊出身にしては珍しい,クールな人だそうです.

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)12月27日(月)


 【質問】
 中国を軍事大国に育てたのは,どの国ですか?

 【回答】
 中国自身.

 今の「中華人民共和国」の軍事の基礎はソビエトからの援助だが,フルシチョフのスターリン批判を契機に中国とソビエトは対立し,ソビエトが援助を引き揚げた後は自力で継続している.

 ただ,その後は「敵の敵は味方」理論で,アメリカが陰日向にかなりの援助を行っているし,フランスからの技術や資金も流れている.
 最近ではイスラエルからの技術なんかも.

 ということで,「ソビエトが育てアメリカが助けた」というほうが正確か